ふぅ、終わりだ…

飲み会は本当に危険だ。
もちろん、セクハラをするというだけのものではない。
飲んで酔いつぶれるという危険性もあったということを忘れていた。

昨日ゼミで飲み会を開いたのだが、
あまりの勢いで日本酒を飲みすぎたためか、
最後には醜態をさらす羽目になってしまった。

部活での飲み会ならそうなる事を前提としているので問題ないのだが
ゼミの飲み会はあくまでも楽しむためのものであるということだ。
だから、今日は二日酔いの自分がとても情けなく思えた。

「酒は飲んでも飲まれるな」

これは、格言のように響いている。
まだ学生だから少々の無茶が許される。

…しかし、昨日私は最年長だった。涙

何かおかしいような気がする。

部活動でも充実した日々、
バイトに明け暮れるわけでもなく
知人との交友関係も良好。
そしてさらに、自分の好きな旅行すらできる立場にある。
不十分ではあるが、就職活動に対する気負いもない。

しかし、なんだろうこの虚無感は。
何かが足りないような気がしている。
5月病だろうか、…そんなものあるはずがない。
だとすれば…

あまり考えるのは好きじゃないが、軌道修正が必要かもしれない。

今日、バイト先の後輩がお客さんにナンパをされていた。
そのお客さんは相当彼を気に入ったらしく、
最後には携帯電話の番号なども聞きだしていた。

私も2年前、つまり彼と同じ年の頃だったがよくナンパされたものだ。
私は決して自分の携帯電話を教える事はなかったが、
好かれている自分に悪い気は全然しなかった。

今少し年をとり、しかし前より成長している自分がいるはずなのに
女には近寄りがたい存在らしい。

変なオーラが身に付いたのかな、
と良い方に思いたいのだが…
早い話が年輪を重ねた、ただそれだけのことである。

「お前だったら、一番に採るね」
昨日のバイト明けの飲みの席でそう言われた。
採るっていうのは、言うまでもなく就職活動の話である。

もちろんアルコールが入っているから、本当の沙汰はわからない。
しかし、人事の人達は何を見ているのか？
その人物のスキルなのか？
受け答えのよさなのか？
あふれんばかりの知性なのか？
その人の持つオーラか？

学生は、そのために企業研究をして業種研究もする。
それで飽きたらぬ人は自己分析なんかもしている。

早く自分を試したい、そして終わらせたい。